専門研修

愛媛県道徳教育コーディネーター養成事業の一環として、京都産業大学 柴原弘志 教授をお招きして、県内の道徳教育推進教師の方々を対象に二日間講座を実施しました。学習指導要領解説(特別の教科 道徳)の作成に携わった御経験を基に、様々な面から道徳教育への示唆を与えてくださいました。特に「聴く」姿勢の大切さを繰り返しお話しされました。道徳科の授業では、児童生徒の数だけある多様な価値観を大切にしようとする姿勢こそが有効な問い返しや深い学びにつながるのだと感じました。受講者からは、「道徳科の目標は、子どもの道徳性を養うことだという本質を再確認できた。」「教師が特定の価値観を教え込むのではなく、自分が自分に自分で問う(=自己内対話)時間を大切にしていきたい。」「内容が具体的で明確だった。今後の授業改善に生かすとともに、校内研修で広げたい。」といった感想が多く見られました。今後の道徳教育の実践に生かせる充実した研修となりました。

8月30日(水曜日)に課題別研修「【防災教育】防災の基礎知識と防災意識を高める取組」を実施しました。愛媛大学 防災情報研究センターの二神 透先生を講師にお迎えし、愛媛県で起こりうる災害や防災教育のポイントについてお話しいただきました。後半の演習では、「クロスロードゲーム」と「マイタイムラインの作成」に真剣に取り組みました。本日の研修が、自校の防災教育を見つめ直す機会となり、児童生徒の命を守る取組が更に充実することを期待しています。
課題別研修
その他

8月29日(火曜日)に「【食育】子どもの健康を育む食に関する指導のために」を実施しました。JICA愛媛デスク国際協力推進員 大石 紗己 様に、所得と栄養の偏りの関係や栄養バランスを考えることの大切さなどを体感できる「買い物ゲームで学ぶ!世界の栄養問題」のワークショップをしていただきました。次の「食に関する現状からこれからの食育を考える」の講座では、グループ協議を通して、発達段階に応じた支援・指導の在り方について考えました。受講された先生方は、2学期から取り組みたいことが明確になったようでした。

8月29日(火曜日)に、令和5年度課題別研修「【特別支援教育】校園内で生かす個別の指導計画」を実施しました。講義「子どもの困難さとその背景」では、子どもの実態把握やアセスメントのポイントについて、講義「個別の指導計画の作成・活用」では、個別の指導計画の作成の流れに沿ったポイントについて、演習を交えながら学びました。その後の協議・演習では、個別の指導計画作成の、実態から目標設定、支援方法の検討までを、グループごとに協議しました。一日を通して、講義・協議・演習と、充実した研修となりました。