授業づくりの基礎
「分かる 考える 伸びる 授業づくりの基礎・基本」
このページでは、授業づくりの基礎に関する情報や資料等を提供します。
【研究の目的】
愛媛県学力向上5か年計画(平成25年3月)では、目標と指導と評価が一体となった授業を実施し、児童生徒に確かな学力を定着させ、一人一人の可能性を広げる教育を充実させることにより、学校教育の質の保証・向上を図ることを目標としています。その中で、学力向上に関する課題を解決する力として、「組織力」「授業力」「省察力」の三つの力を掲げ、その強化に取り組んでいます。
そこで、本センターでは、平成26年度から3年間継続研究として、学校教育の質の保証・向上に資するため、学習指導の在り方に関する研究を行うことにしました。
【平成26年度の研究】
授業づくりに関するブックレット
(授業づくり全般に関する基礎的・基本的な内容をまとめました。)
目標設定の在り方、指導の具体的方法、評価の生かし方等、授業づくり全般に関する基礎的・基本的な内容をまとめた授業づくりに関するブックレット「分かる 考える 伸びる授業づくりの基礎・基本~10のポイント~」(以下「ブックレット」という。)を開発しました。
【平成27年度の研究】
授業改善のための「授業づくりに関する資料」
(学習指導案作成のポイントをまとめました。)
授業づくりの過程を具体的に示すため、研究員の協力を得て、ブックレットを基にした学習指導案を作成するとともに、授業を実施し、授業者にブックレットを活用した授業づくりに関する聞き取り調査を行いました。
さらに、他の教科等における授業づくりでも活用できるよう、学習指導案にブックレットとの関連を示した「授業づくりに関する資料1・2」を作成しました。「授業づくりに関する資料」の囲みに記載しているブックレットのページを見ると、どの教科等の学習においても、学習指導案を作成する時や、授業を構想する時に、参考にしていただけると思います。
【平成28年度の研究】
「学びのサポートシート」
(児童生徒の学びを支援する三つのシートを作成しました。)
児童生徒の学びを支援するためのサポートシートを作成しました。授業の受け方や家庭学習といった、学校独自に作成している資料の収集を行い、資料の内容分析を踏まえ、三つのサポートシートを作成しました。
今回作成したサポートシートは、小学校4年生を対象としています。なお、「授業の受け方」と「学習習慣」のサポートシートは、各学校の実態や児童生徒の発達段階、小・中学校や高等学校等の学校種などに応じてアレンジを加えて活用できるよう、補助資料も作成しました。