魅力ある学校づくり研修会
令和7年2月19日(水曜日)、第2回魅力ある学校づくり研修会が開催されました。今回は、オンライン形式での開催となり、県内の公立小・中学校教職員や教育支援センター関係者、フリースクール関係者等、416名が参加しました。
はじめに、愛媛大学大学院教育学研究科 特定准教授 熊野みき 様をお招きし、「子どもの「今」に寄り添う心理的関わり方のヒント~スクールカウンセラーの体験を通じて~」という演題で御講演をいただきました。参加者の方からは、「とても参考になった。待つことや児童の気持ちを尊重することを実践していきたい。」「講話は実体験に基づく分かりやすい内容で、明日からでも意識して取り組めるものだった。本校の教職員にも伝え、学校全体で取り組んでいきたい。」という声が聞かれました。

次に、宇和島市立城東中学校 教諭 谷 慎一先生から「特別支援教育の視点を踏まえた長期欠席児童生徒の支援について」という題で、情報提供をしていただきました。参加者の方からは「実態把握を行い、それに応じた支援を学校全体で取り組むことが必要であることを認識できた。」「実態把握に基づいた個々の生徒への具体的な関わり方を明確にして、共通理解を図ることの重要性や必要性を改めて実感した。」という声が聞かれました。

最後は、オンラインでグループ協議を行いました。今回は「個々の状況に応じた支援の在り方」について話し合いました。事例の中で気になったことや児童生徒に寄り添うために日頃から行っている支援について活発に意見交換し、充実した学びの場となりました。
グループ協議の記録のまとめ ←こちら
研修会終了後には、「改めて不登校児童への支援について考える機会となった。明日から、新たな気持ちで寄り添いたい。」「最後の挨拶にもあったように、年月が流れ、社会が変わり児童生徒の問題は複雑・多様化してきているが、根本となる子どもたちに対する姿勢は今も昔も同じだと、改めて感じた。」という感想をいただきました。本研修の学びが今後の教育活動に少しでも生かされることを願います。
アウトリーチ型支援
2月10日(月曜日)松前町立松前中学校において、「令和6年度松前町不登校児童生徒教育支援研修会」が行われ、本センターの担当者が、「不登校児童生徒や保護者の支援」「校内サポートルームの運営」などについて話をしました。その後、松前町立松前中学校における校内サポートルームの取組について情報共有が行われました。
松前町では、校内にサポートルームを設置する取組が進められています。今年度は、松前町立松前中学校において校内サポートルームが設置され、学校に行きづらい子どもたちにとっての大切な居場所となっています。
本研修では、実際の校内サポートルーム設置校の取組紹介だけでなく、不登校未然防止の観点において重要なことを改めて考えました。不登校児童生徒への関わりに限らず、全ての教育活動は「児童生徒との関係づくり」がベースであり、教員の発する言葉一つ一つを大切にすることや、子どもの置かれている"今”と向き合えているか、教職員が自ら教育活動を問い直すことの必要性を再確認しました。

アウトリーチ型支援
1月27日(月曜日)松前総合文化センターにおいて「第2回長期欠席を考える保護者のつどい」が行われ、本センターから担当者2名が参加しました。
前半は、本センターの担当者が「学校等へ通いづらい児童生徒への支援について」と「メタサポキャンパスでの支援について」話をしました。「学校等へ通いづらい児童生徒への支援について」では、子どもの支援に関わる周囲の大人たちがアセスメントをすることが重要であることや、子どもの心に寄り添っていくことの大切さなどを確認しました。「メタサポキャンパスでの支援について」では、メタサポキャンパスを利用している子どもたちの声をお伝えしたり、実際の活動の様子を御覧いただいたりしました。
後半の座談会は、松前町教育委員会の担当者が中心となって進められ、それぞれの思いを共有したり、情報交換をしたりする場になりました。座談会には、子育て支援課の担当者やスクール・ソーシャルワーカーの方にもお越しいただいており、松前町全体で子どもたちを見守っていこうとする姿勢を強く感じました。貴重なお話をお聞きすることができ、私たちも大変勉強になりました。ありがとうございました。

オンラインキャンパス
アウトリーチ型支援
1月17日(金曜日)愛媛県歴史文化博物館、1月20日(月曜日)「こども支援教室わかたけ」において、愛媛県教育委員会、各市町(学校組合)教育委員会主催の、令和6年度「児童生徒をまもり育てる協議会」の管内別連絡会議が開催されました。本センターから担当者2名が参加し、「子どもの心に寄り添う、学校等へ通いづらい児童生徒への支援」についてお話をさせていただきました。
事例等を挙げながら、学校等へ通いづらい子どもの心に寄り添うには、まず大人が子どもの状況を認め、不登校は問題行動ではなく、取り巻く環境によってどの児童生徒にも起こりうることであるなど、不登校について正しく理解することや、大人の価値観を押し付けず、伴走者として子どもを支援することの大切さについて考えを深めることができました。
また、分散会では、2つの協議題についてグループごとに積極的に話合いが行われました。協議題1「不登校」のグループでは、学校等へ通いづらい子どもたちに、学校、保護者、関係機関、地域としてどのような連携を図ることができるのかについて、多くの意見が出されていました。それぞれの立場の方と、学校等へ通いづらい子どもたちを支援する上での不安な気持ちや困り感を共有したり、地域の財源やそれぞれの強みを生かした支援について考えたりすることで、すべての子どもたちが安心して過ごせる居場所が増えていけばと願います。

アウトリーチ型支援
12月11日(水曜日)鬼北町立近永小学校において校内研修会が行われ、本センターの担当者が「学校へ登校しづらい子どもの心とその支援」について、ワークショップを取り入れながら話をしました。
心のエネルギーが低下している子どもに対し、大人がしっかり話を聴いたり、声を掛けたりすることが大切であることをお伝えした後、実際に「傾聴」の体験をしていただきました。先生方からは「うなずいたり、顔をちゃんと見て話を聴いてもらえるだけで安心した。」「聴いてもらえていると分かると、もっと話したい気持ちになった。」などの感想がありました。
研修会を通じて、日々の子どもたちとの関わり方について振り返っていただき、改めて傾聴することの大切さに気付かされた時間となりました。

オンラインキャンパス
オンラインキャンパス
オンラインキャンパス
オンラインキャンパス
10月15日(火曜日)東温市にある『ポエムスイーツパーク』から「第6回みんなでやろや!オンラインキャンパス」を配信しました。今回は、普段入ることのできないポエム工場の中から、ポエムが出来上がるまでの工程を見させていただきました。また、担当の方から『ポエムスイーツパーク』の中を御案内いただいたり、仕事に対する思いややりがいについてお話を聞かせていただいたりしました。視聴した子どもたちからは、チャットで「楽しかった」「おもしろかった」という声が多く寄せられました。全面的に御協力いただいた株式会社 母恵夢の皆様、本当にありがとうございました。



アウトリーチ型支援
9月26日(木曜日)松山市青少年センターにおいて、松山市教育支援センター事務所の職員の方々を対象に研修会が行われ、本センターの担当者が「メタバースを活用した不登校児童生徒の支援」について話をしました。
メタサポキャンパスを実際に視聴した皆様からは、「空間が思っていたよりも広かった」「様々な支援が準備されており、想像以上の取組であったことを実感した」という声が聞かれました。研修会最後の質疑応答では、多くの質問をいただき、参加された皆様が真剣に話を聞いてくださっていたことがよく分かりました。今後の連携につながる研修会になりました。

オンラインキャンパス
アウトリーチ型支援
9月13日(金曜日)伊予市立郡中小学校において「令和6年度第2回児童生徒理解研修会」が行われ、本センターの担当者が「不登校児童生徒への支援の在り方~メタバースの有効活用を通して~」について話をしました。
伊予市教育委員会主催の研修会は、小・中学校の教員だけではなく、関係諸機関の皆様にも御参加いただいており、情報交換に加え、それぞれのお立場での思いをお聞きすることができる大変有意義な会でした。

研修会の後には、伊予市役所で保護者対象のメタサポキャンパス説明会に参加させていただきました。
一日を通して、伊予市全体として子ども一人一人を大切にされた取組が進められていることを強く感じました。

オンラインキャンパス
今年度からスタートした「みんなでやろや!オンラインキャンパス」は、オンライン配信を通して、学びや体験を充実させ、自分の興味関心の幅を広げながら、多様な学びの場につながれることを目指しています。また、県外の教育支援センターとの連携を図り、社会や他者とつながるきっかけを得たり、交流することの楽しさに気付けたりすることで、社会的自立に向けた成長を支援することを目的としています。
本日は、第4回「みんなでやろや!オンラインキャンパス」の配信日でした。愛媛プロレス道場からマダイガーマスクさん、イマバリタオル・マスカラスさんのお二人をゲストにお迎えして、番組をお届けしました。愛媛プロレスの取組をお聞きしたり、筋トレ講座を開いてもらったりして、視聴者の皆さんに元気を届けてもらいました。愛媛プロレスの理念である「プロレスで愛媛を元気に!」という言葉の意味を多くの人が感じたことと思います。マダイガーマスクさん、イマバリタオル・マスカラスさん、御協力いただいた愛媛プロレスさん、ありがとうございました!


アウトリーチ型支援
8月28日(水曜日)東温市立重信中学校において、「アウトリーチ型支援(学校への継続した訪問支援)」を実施しました。本センターから担当者2名が参加し、メタサポキャンパスについて紹介をしました。
最初に、メタサポキャンパスの申込方法や利用状況などをお伝えし、実際にメタサポキャンパス内での活動の様子を御覧いただきました。
研修会の最後には、校長先生から「メタバース上の学びの場という言葉は知っていても、実際の様子を知らない先生方は多く、今日、メタサポキャンパスについて知ることができてよかった。子どもの「今」に寄り添い、一つの手段として提供していきたい。」というお話をいただきました。重信中学校の先生方が、メタバース上の学びの場による支援について、肯定的に捉えてくださっている様子が印象的でした。学校に登校しづらい子どもへの支援の一つにメタサポキャンパスがあるということを御理解いただけたことを有り難く思います。
